生後に非リンパ組織に存在する免疫細胞の組織化された構造物(凝集体)である. 生理的な条件下では見られず、炎症を起こした組織で見られ、慢性炎症性疾患や自己免疫疾患、がんに関連している. その形成のきっかけや腫瘍内免疫応答に対する寄与は未だ十分に解明されていない.
周術期ICI治療における治療効果の指標として注目されている一方、TLSががんの進展に関与する可能性も示唆されている.

参考資料:
1. Schumacher TN & Thommen DS. Science 2022
2. Meylan M et al. Immunity 2022