臨床試験の最適なデザイン・エンドポイントの設定
術前免疫療法の最適な効果判定/予後予測の方法は?:最近の肺がんのデータをもとに考える新着!!

肺がん治療において、サンドイッチICI(術前+術後ICI)療法の臨床導入が進む中、術前療法の適切な評価法および術後介入の必要性は、残された大きな課題だ。 今年のAACRでは、CheckMate-77T試験(術前Nivol […]

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今日の話題
体内時計を制するものは、がん治療を制す!?:免疫療法のタイミングを考える

がん薬物療法の要である免疫療法を実施する際、投与タイミングはどこまで重要か? そもそも生体内には概日リズムが備わっている。Bmal1とClock遺伝子から作られるタンパク質(BMAL1とCLOCK)がヘテロ二量体を形成し […]

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ドライバー遺伝子変異陽性例に対する治療シーケンス
メカニズムから考えるTKIとACDの使い分け:HER2変異陽性非小細胞肺がんを例に

2025年8月8日、Zongertinib(HER2-TKI)がHER2変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)の治療薬としてFDAに承認された。HER2を標的とした治療はADCが先行していたが、いよいよTKIの実臨床への導 […]

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今日の話題
非小細胞肺がんのIII期N3症例に対して、切除の可能性に期待した術前療法の実施の意義はある?

非小細胞肺がんの術前治療としてのICIの使用が注目され始めてから今日まで、切除可否の判断が難しいいわゆるborderline resectableに対する治療選択が議論となっている(過去記事参照:https://st2b […]

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今日の話題
いいことばかりではない!?免疫チェックポイント阻害剤と放射線療法の併用

今回は、放射線療法(RT)が腫瘍の転移を促進させる、というNatureからの報告(Piffkó A et al. Nature 2025)から考えたことをまとめてみた。 RTといえば、照射野ではない転移巣の縮小も期待でき […]

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ドライバー遺伝子変異から見た腫瘍微小環境
非小細胞肺がんにおけるEGFR変異の種類から見えてくるがん微小環境の違いや治療戦略は?

EGFR変異陽性NSCLCには、高頻度に認められるcommon mutation(Del19とL858R)と、頻度の低いuncommon mutation(例:G719AやL861Q)があり、ひとくくりにはできない。主に […]

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次世代免疫療法(BsAb, CAR-T, Vaccineなど)
これからの非小細胞肺がん治療における二重特異性抗体への期待:基礎から臨床まで

分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、ADC、そして最近では二重特異性抗体の開発がアツい。二重特異性抗体の中でも最近注目している薬剤のひとつに、VGEFとPD-1を標的とするIvonescimabがある。これは、以前書 […]

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単語帳
二重特異性抗体(Bispecific antibody)

・2つの異なる抗原もしくは同じ抗原の2つの異なるエピトープに同時に結合する抗体分子(図1). ・抗体の抗原結合部位、Fc部位を構造要素として(図2)、現在までに様々なフォーマットの抗体が開発中(図3). ・最初の臨床応用 […]

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ICI治療におけるバイオマーカーの課題
免疫チェックポイント阻害剤の効果と免疫環境:効果の持続性や併用のメリットに必要な条件は?

先日開催されたASCO-GI 2025での発表と同時に論文がリリースされたCM 8HW試験(André T et al. Lancet 2025)。今回は、MSI-H/dMMRの進行大腸がんに対するNivo+Ipi vs […]

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臨床試験デザインの落とし穴
術前療法 vs. 術後療法、臨床試験データを比較して大丈夫?

進行期がメインの対象であったIOやTKIの薬剤開発も、現在はより早期をターゲットにしたものに移行しつつある。 今回はその中でも周術期の治験を見るときの注意について考えてみたい。 術前療法における治験では、術前治療の前にラ […]

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