ドライバー遺伝子変異陽性例に対するICIの使用の是非
EGFR変異陽性肺がんに対する最適な術前療法は?:TKI vs ICI

術前療法としてのICI+chemoは、Checkmate-816の結果を根拠にFDAでは超迅速承認され、ドライバー変異の有無に関わらず使えるレジメンとなっている。そこで今回は、特にEGFR変異症例における最適な術前療法に […]

続きを読む
単語帳
Persistent Cancer Cell (Drug Tolerant Cell)

薬剤に対する耐性を獲得するまでの間、細胞の生存状態を維持し、時間稼ぎをしていると考えられている細胞集団。大腸がんなどで存在が示唆されている未分化な幹細胞(いわゆるCancer Stem Cell)とは異なる概念であること […]

続きを読む
ドライバー遺伝子変異陽性例に対するICIの使用の是非
ドライバー変異陽性肺がんに対して免疫チェックポイント阻害剤は有効か?:EGFR

“その1”ではドライバー変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)全般に対する免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の治療効果について紹介した。今回はドライバー変異の中でも特にアジア人の非扁平上皮NSCLC患者で約半数を占めると […]

続きを読む
ドライバー遺伝子変異陽性例に対するICIの使用の是非
ドライバー変異陽性肺がんに対して免疫チェックポイント阻害剤は有効か?:Overview

現在非小細胞肺がん(NSCLC)では”ヘテロながん腫”として、数多くの分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が使用可能となっている。ドライバー遺伝子変異陽性例に対する第一選択薬は分子標的治療が基本だが、KRAS […]

続きを読む
新薬の台頭に伴う手術・放射線・薬物療法の役割再考
EGFR変異陽性肺がんに対する化学療法の意義は?:周術期から進行期まで

進行期肺がんにおけるEGFR変異症例に対しては、TKIが揺るがぬ第一選択薬となっており、最近はそこに免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の効果や使いどころの議論が入ってきた。この状況下、化学療法の効果について改めて見直さ […]

続きを読む
新薬の台頭に伴う手術・放射線・薬物療法の役割再考
免疫療法時代の肺がん治療において化学療法の役割は?:周術期から進行期まで

免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の登場により、従来の薬剤では達成し得なかったがんの根治が期待できる時代となった。ICIの開発が次々と進んでいく中で、従来から長く使われてきた化学療法の役割はなんだろうか。 ここでは、I […]

続きを読む
術後アジュバントとしての分子標的薬の意義
術後アジュバント療法、最適なエンドポイントは? 

がん治療においては、いわゆる5生率が長年ひとつの指標とされてきた。しかしながら、腫瘍を切除した術後療法においては、寛解の可能性がある症例も含まれているため、OS評価にはかなりの時間と症例数を要するという課題がある。昨今話 […]

続きを読む
今日の話題
NICHE-2試験のwaterfall plotこそ、まさに"滝の流れ"だ!

ESMO 2022のPresidential Symposium IIで発表されたばかりで興奮冷めやらぬまま「今日の話題」としてUPしたい。 この試験はdMMRの局所進行大腸がん患者に初回Nivo (3mg/kg)+Ip […]

続きを読む
ICI治療におけるバイオマーカーの課題
腫瘍細胞上のPD-L1は免疫チェックポイント阻害剤における万能なバイオマーカーか?

抗PD-1/PD-L1抗体は、当初から言われている「T細胞上のPD-1と腫瘍細胞上のPD-L1との結合阻害によるブレーキ解除」というメカニズムに基づき、腫瘍細胞上のPD-L1発現が効果予測のバイオマーカーだとされてきた。 […]

続きを読む
切除可否の境界と治療選択
手術に迷うIII期肺がんに対する最適な治療は?:免疫療法時代に考えるべきこと

ICI(免疫チェックポイント阻害剤)の登場は、これまで予後不良とされてきた進行期(特にドライバー遺伝変異陰性)症例の治療に大きな希望をもたらした。そして今やICIの開発の対象は早期がんにまで及ぶ時代となってきている。 I […]

続きを読む