免疫チェックポイント阻害剤
オリゴ転移に対する局所治療の追加は、どんな症例に効果的か?
以前の記事の中で、オリゴ再発に対する最適な治療選択肢について取り上げた。今回はオリゴ転移に関する細かい分類に踏み込み、局所治療の恩恵を最も受けることができる集団はどこかを考察する。議論をシンプルにするために、ドライバー遺 […]
サンドイッチレジメンにおける術後免疫チェックポイント阻害剤の意義は?
以前の記事の中で、周術期ICIに残されたCQを取り上げた。今回は最新のエビデンスを基に、CQをアップデートしていきたい。 術前ICIと術後ICI、どちらがいい? このCQに関しては、既に基礎的な研究やメラノーマの第2相試 […]
その併用は本当に適切か?:ICI、RT、chemoそれぞれの役割から再考する至適レジメン
切除不能III期非小細胞肺がん(NSCLC)において現在SoCとなっているPACIFICレジメン。しかしながら、PACIFICのサブ解析の結果から、cCRT後のICIまでの期間が短い方が好成績であることが示されており、c […]
周術期における免疫チェックポイント阻害剤の開発はどこへ向かう?がん種を越えて考えてみる
周術期ICIに関して、承認済みのレジメンを下図にまとめるとともに、今後のCQについて考えてみた。肺がんに関してはこれまで何度も取り上げてきたが、今回は他がん種まで踏み込んでいる。(まだまだ勉強不足のため、随時更新予定です […]
局所療法と全身療法をどう組み合わせる?病期の枠を超えた”MDT”の可能性を考える
免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は、その薬効(特に寛解を目指せるという特徴)が評価され、従来あまり薬物療法の出番がなかった早期がんでの開発も目覚ましい。これは全身療法である薬物療法の適用範囲が広がったことを意味するだ […]
腫瘍サイズと免疫チェックポイント阻害剤の効果に関連はある?
ICIの治療効果が治療前のベースライン時におけるBTSと相関するといった報告がメラノーマ(Joseph RW et al. Clin Cancer Res 2018)やNSCLC(Uehara Y et al. Tans […]
術前ICIと手術可否の判断:誰にどのタイミングで実施するのが最適か?
以前の記事の中で、現在の診断基準では“切除不能”とされている症例が、周術期薬物療法の開発に伴い切除可能になり得ること、そしてそのためには術前治療前後でのMDT(多職種間の連携/チーム医療)による評価が必要になることを書い […]
周術期における免疫チェックポイント阻害剤治療に残されたCQは?:今あるデータをもとに考える
肺がんの周術期薬物療法に関して、術前・術後・術前+術後のデータが出揃ってきた。そしてそれに伴い、目の前の患者さんにどのレジメンが最適か、その判断は複雑化している。そこで、周術期ICI療法において個人的に今気になるポイント […]
術前ICI治療の効果判定:病理学的奏効による判断は適しているか?
化学療法時代においては、病理学的奏効(特にpCR)が予後延長のサロゲートであると考えられてきた(Hellmann MD et al. Lancet Oncol 2014)。一方で、昨今周術期への進出が目覚ましい免疫チェッ […]
肺がんにおける術前ICI療法の開発は手術の適応範囲を広げるか?
周術期の全身薬物療法が充実してくる中で、これまで切除不能と判定されていた症例に対し、①:初診時に切除可能として術前療法の適応となり得るか②:切除不能として術前治療実施後、その効果によって途中で切除を検討し直すべきかという […]