NSCLC
術前&術後免疫チェックポイント阻害剤の意義:肺がんにおけるサンドイッチレジメン登場を機に考える
術前+術後(サンドイッチ)ICIレジメンの利点 術後ICIのrationaleの一つとして、術後の免疫抑制(例:炎症性サイトカイン産生の亢進やTreg、TAM、MDSCの活性化と増幅)による転移や血管新生の促進を克服し、 […]
EGFR変異陽性肺がんの術後治療:最適なシーケンスは?
今年のASCOでADAURAのOSが発表され、益々術後アジュバントosimertinibの処方に追い風が吹ているように感じる。 ADAURAの結果に関して思うところはTwitterなどでも色々とつぶやいてきたので、今回は […]
オリゴ再発肺がんに対する最適な治療は?:周術期薬物療法の導入を機に考える
早いものでASCO 2023から1カ月以上の月日が経過した。肺癌領域ではKN-671を始めとした術前+術後ICI治療やADAURAのOSアップデートなど、昨今の時流を反映した周術期の薬物療法に注目が集まった。少なからず次 […]
進行期肺がんにおけるICIと化学療法の使い方をリアルワールドデータから考える:併用 vs シークエンス
ドライバー遺伝子変異のないNSCLCの初回治療として、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)単剤(ICI-mono)に化学療法との同時併用(ICI-chemo)レジメンが加わって4年が経過した。ICI-monoかICI-c […]
肺がん治療におけるリキッドバイオプシー活用への期待(その2)
以前書いた記事の中では、病期毎にリキッドバイオプシーの使い道についてまとめた。今回は少し切り口を変えて、リキッドバイオプシーの使用目的である【がん細胞自体の検出】と、【がん細胞がもつ遺伝子変異の特徴の検出】に着目しながら […]
KRASG12C変異陽性肺がんに対する治療戦略 -ICI併用?それともシークエンス?
2021年(日本では2022年)、遂にKRASG12C変異陽性NSCLCに対する分子標的阻害薬が承認されたが、単剤治療の効果はEGFRやALK阻害薬とは異なり限定的なようである。 現在、初回治療で他薬剤との併用療法の開発 […]
EGFR変異陽性肺がんに対する最適な術前療法は?:TKI vs ICI
術前療法としてのICI+chemoは、Checkmate-816の結果を根拠にFDAでは超迅速承認され、ドライバー変異の有無に関わらず使えるレジメンとなっている。そこで今回は、特にEGFR変異症例における最適な術前療法に […]
ドライバー変異陽性肺がんに対するICIの効果:EGFR変異
“その1”ではドライバー変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)全般に対する免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の治療効果について紹介した。今回はドライバー変異の中でも特にアジア人の非扁平上皮NSCLC患者で約半数を占めると […]
EGFR変異陽性肺がんに対する化学療法の意義は?:周術期から進行期まで
進行期肺がんにおけるEGFR変異症例に対しては、TKIが揺るがぬ第一選択薬となっており、最近はそこに免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の効果や使いどころの議論が入ってきた。この状況下、化学療法の効果について改めて見直さ […]
免疫療法時代に肺がんにおける化学療法の役割を考える:周術期から進行期まで
免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の登場により、従来の薬剤では達成し得なかったがんの根治が期待できる時代となった。ICIの開発が次々と進んでいく中で、従来から長く使われてきた化学療法の役割はなんだろうか。 ここでは、I […]