免疫チェックポイント阻害剤+化学療法の至適サイクル数は?:過不足のない術前療法を考える
肺がん領域における周術期ICIが注目され始めてから、術前ICI+chemo(→術後ICI)のデータが次々と報告されているが、どれも少しずつレジメンが異なる。
今回は術前ICI+chemoのサイクル数について考えてみる。
術前療法で考えるべき点は、「手術の成功率をいかに高めるか」であり、逆に術前療法により「手術不能となるリスク」が最も懸念されている。
つまり、術前療法の最適なサイクル数は「過不足なく実施すること」が枢要だろう。