がんの再発・再増悪の原因は?:がん細胞側と宿主側から考える

まず再発・再増悪の原因となり得るがん細胞の種類を考えると、休眠状態(dormant)の“disseminated tumor cell”(=dDTC)、Drug Tolerance (Persister) Cells (=DTPC)、Micro/Minimal Residual Disease (=MRD)が挙げられる。どの細胞も増殖することなく、生存を維持している状態だ(=Cellular dormancy)。

(実はもう一つstem(-like) cellが考えられるが、転移能や治療抵抗性を持ち、増殖能を維持したまま居座るstem(-like) cellは、DTPCやdDTCなどの性質を併せ持っているため、どこに位置するか分からず、今後の宿題にしたい…)

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