pan-tumor

ドライバー遺伝子変異陽性例に対する治療シーケンス
KRAS変異陽性症例に対する治療の転換期?:活性化(ON)型阻害剤への期待

今年のELCCおよびACRRでは、RASの活性化型、つまりGTP結合型に対する阻害剤の報告が目を惹いた。メカニズムとしては、低分子阻害剤が活性化型RASとシャペロンタンパク質と三者複合体を形成し、下流のシグナル伝達に必要 […]

続きを読む
ICI処方の至適化
体内時計を制するものは、がん治療を制す!?:免疫療法のタイミングを考える(その2)

前回の記事の中で、昨年注目を集めた体内時計とICIの効果(投与タイミング)についての話題を取り上げた。そこで引用した初のランダム化試験であるASCOのデータは、最近Nature Medicineに掲載され、そのインパクト […]

続きを読む
基礎から考える腫瘍免疫
がん特異的“非”変異配列こそが理想的な標的抗!?:免疫療法のパラダイムシフトへの期待

先日の記事で、これから臨床応用が期待される分野として、がんに特異的な“変異” 遺伝子配列を狙ったワクチン開発を取り上げた。ところがつい最近、この開発方針が完全に覆るかと思われる画期的な実験結果が報告された(Apavalo […]

続きを読む
今日の話題
休眠細胞の目覚め:ウイルス感染とがんの再発の驚くべき関連が明らかに!

がん治療にとって、初回治療でいかに寛解に近い状態に持ち込めるか、と同時に、いかに再発を抑えるか、ということが完治(cure)の観点において重要なカギとなる。 この再発を抑えるための昨今の研究の方向性としては、大きく分けて […]

続きを読む
臨床試験の最適なデザイン・エンドポイントの設定
術前免疫療法の最適な効果判定/予後予測の方法は?:最近の肺がんのデータをもとに考える

肺がん治療において、サンドイッチICI(術前+術後ICI)療法の臨床導入が進む中、術前療法の適切な評価法および術後介入の必要性は、残された大きな課題だ。 今年のAACRでは、CheckMate-77T試験(術前Nivol […]

続きを読む
ICI処方の至適化
体内時計を制するものは、がん治療を制す!?:免疫療法のタイミングを考える

がん薬物療法の要である免疫療法を実施する際、投与タイミングはどこまで重要か? そもそも生体内には概日リズムが備わっている。Bmal1とClock遺伝子から作られるタンパク質(BMAL1とCLOCK)がヘテロ二量体を形成し […]

続きを読む
次世代免疫療法(BsAb, CAR-T, Vaccineなど)
これからの非小細胞肺がん治療における二重特異性抗体への期待:基礎から臨床まで

分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、ADC、そして最近では二重特異性抗体の開発がアツい。二重特異性抗体の中でも最近注目している薬剤のひとつに、VGEFとPD-1を標的とするIvonescimabがある。これは、以前書 […]

続きを読む
ICI治療におけるバイオマーカーの課題
免疫チェックポイント阻害剤の効果と免疫環境:効果の持続性や併用のメリットに必要な条件は?

先日開催されたASCO-GI 2025での発表と同時に論文がリリースされたCM 8HW試験(André T et al. Lancet 2025)。今回は、MSI-H/dMMRの進行大腸がんに対するNivo+Ipi vs […]

続きを読む
臨床試験デザインの落とし穴
術前療法 vs. 術後療法、臨床試験データを比較して大丈夫?

進行期がメインの対象であったIOやTKIの薬剤開発も、現在はより早期をターゲットにしたものに移行しつつある。 今回はその中でも周術期の治験を見るときの注意について考えてみたい。 術前療法における治験では、術前治療の前にラ […]

続きを読む
ICI処方の至適化
免疫チェックポイント阻害剤の効果を正しく評価し次治療を考えるために:RECIST評価の限界

免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は、特徴的な効果発現パターンを持つことから、従来の化学療法や分子標的薬の効果判定に使われているRECISTによる評価では限界があることが以前から指摘されている。 この点に関してつい最近 […]

続きを読む