術前免疫療法の最適な効果判定/予後予測の方法は?:最近の肺がんのデータをもとに考える
肺がん治療において、サンドイッチICI(術前+術後ICI)療法の臨床導入が進む中、術前療法の適切な評価法および術後介入の必要性は、残された大きな課題だ。
今年のAACRでは、CheckMate-77T試験(術前Nivolumab+Chemo→術後Nivolumab)の%RVT(residual viable tumor)の解析結果が報告された(Deutsch JS et al. Abst#CT097 @ AACR 2025)。このデータから言えることは、%RVTが低い、すなわち残存生存腫瘍が少ないほど、予後は良好だということであり、これまでに報告されたCheckMate-816試験(術前オンリー:Deutsch JS et al. Nat Med 2024)やKEYNOTE-671試験(サンドイッチ:Jones DR et al. Abst#OA01.03 @ WCLC 2024)の解析結果とも一致する。
ではこれらの結果を受けて「%RVTは術前療法の評価法や予後予測のバイオマーカーとして使える」と結論付けて良いのだろうか。