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臨床試験の最適なデザイン・エンドポイントの設定は?
臨床試験デザインにおいて考えるべきポイント整理(その2)

以前の記事の中で、これからの臨床試験デザインにおいて考慮すべきだと思う点についてまとめた。今回はその中でも特にクロスオーバーにフォーカスして更に深堀りしてみた。 まず前回既に書いた通り、臨床試験でよく使われる「クロスオー […]

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その他の疑問
がんの再発・再増悪の原因は?:がん細胞側と宿主側から考える

以前の記事の中で、休眠状態の“disseminated tumor cell”が免疫監視を逃れる理由は「T細胞との間の相互作用が制限されてしまうこと」という興味深い報告を取り上げた。T細胞と出会う確率が低すぎるが故に、T […]

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その他の疑問
JSMO 2024:気になるディスカッションをピックアップ

これまでXでつぶやいた内容も含めて、改めて注目演題についてまとめてみました。これに限らず、明日からも随時Xや記事で情報発信していきます! SY7:その治療、やり過ぎじゃないですか? 新規の薬剤が次々と開発され、ついつい治 […]

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その他の疑問
Real-World Dataの活用法は?利点を知り課題を克服するために必要なこと

RWD活用の現状 Real-World Data(RWD)は、文字通り実臨床での患者像を反映しており、患者を厳格な適格基準で選別し条件を揃えたサイエンス重視の臨床試験とは相反する特徴を持つように思われる。  し […]

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術前・術後・サンドイッチICI、最適なレジメンはどれ?
周術期ICIの開発はどこへ向かうのか?がん種を越えて考えてみる

周術期ICIに関して、承認済みのレジメンを下図にまとめるとともに、今後のCQについて考えてみた。肺がんに関してはこれまで何度も取り上げてきたが、今回は他がん種まで踏み込んでいる。(まだまだ勉強不足のため、随時更新予定です […]

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その他の疑問
がん細胞と免疫細胞との出会いの重要性:がん細胞根絶への第一歩?

治療介入によって一見根絶されたかのようながん細胞、なぜ長い時間を経て再発してくるのだろうか。最近出た興味深い報告(Goddard ET et al. Cancer Cell 2024)では、休眠状態の“dissemina […]

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リキッドバイオプシーの実用化に向けた課題とは?
術後アジュバント治療の要否判断や効果判定にctDNAは応用できるか?

診断技術の進歩に伴い、がん患者の多くが早期に診断され、根治的手術を受けることができるようになった。しかしながら、術後再発率の高さは依然として克服すべき共通課題と言える。術後の病理診断や病期分類によって、患者が術後補助療法 […]

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その他の疑問
mRNAワクチンの開発の方向性は?:がん免疫サイクルを適切に回すために

SARS-CoV-2のパンデミックによって一気に臨床応用が加速したmRNAワクチンが、がん治療にも応用されようとしている。昨年のAACRで発表されたmRNA-4157-P201/KEYNOTE-942試験で有望な結果が出 […]

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その他の疑問
腫瘍サイズと免疫チェックポイント阻害剤の効果に関連はある?

ICIの治療効果が治療前のベースライン時におけるBTSと相関するといった報告がメラノーマ(Joseph RW et al. Clin Cancer Res 2018)やNSCLC(Uehara Y et al. Tans […]

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その他の疑問
腫瘍の転移にも免疫細胞の活性化にも重要なリンパ節、郭清の是非を再考する

一般的にがんのリンパ節転移は予後不良因子であることが知られているが、それでもなおリンパ節郭清の必要性や意義は疑問視されている。特に、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)による治療の台頭に伴い、免疫細胞の貯蔵庫でありプライ […]

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