肺がん治療におけるリキッドバイオプシー活用への期待(その2)
以前書いた記事の中では、病期毎にリキッドバイオプシーの使い道についてまとめた。
今回は少し切り口を変えて、リキッドバイオプシーの使用目的である【がん細胞自体の検出】と、【がん細胞がもつ遺伝子変異の特徴の検出】に着目しながら情報をアップデートしたい。
リキッドバイオプシーによるがん細胞の検出
がんの有無をリキッドバイオプシーで調べるためには、感度など検出手法側の問題だけでなく、がん細胞が血中に出てきているか、という腫瘍側の特徴にも大きく影響される。そのため、がんの種類や進行度などによって結果が変る可能性がある。