がん特異的“非”変異配列こそが理想的な標的抗!?:免疫療法のパラダイムシフトへの期待

先日の記事で、これから臨床応用が期待される分野として、がんに特異的な“変異” 遺伝子配列を狙ったワクチン開発を取り上げた。
ところがつい最近、この開発方針が完全に覆るかと思われる画期的な実験結果が報告された(Apavaloaei A et al. Nat Cancer 2025)。

一番注目すべき点は、免疫系が実際に標的としている腫瘍抗原の大部分(99%以上!?)は、これまで治療標的とされてきたがん特異的変異遺伝子の産物(mTSA: mutated Tumor-Specific Antigen)ではなく、非変異ゲノム配列に由来する腫瘍抗原(特にaeTSA : aberrantly expressed Tumor-Specific Antigen)だったことだ。

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