オリゴ転移に対する局所治療の追加は、どんな症例に効果的か?

以前の記事の中で、オリゴ再発に対する最適な治療選択肢について取り上げた。
今回はオリゴ転移に関する細かい分類に踏み込み、局所治療の恩恵を最も受けることができる集団はどこかを考察する。
議論をシンプルにするために、ドライバー遺伝子陰性症例にのみ着目し、ICIの特性にもフォーカスしながら局所治療上乗せの意義を考えてみたい。

オリゴ転移の分類

オリゴ転移、と一言でいっても、発症パターンによって大きく3つ、「多発転移に対する全身治療中に発症するInducedオリゴ転移」「オリゴ転移に対する全身治療中に発症するRepeatオリゴ転移」「転移がない状態から同時性にあるいは治療中に初めて発症するオリゴ転移」に分類できる(Guckenberger M et al. Lancet Oncol 2020)。

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