EGFR変異非小細胞肺がんに対する初回治療は?:TKI単剤から併用の時代へ

先日JAMAから、「Is There Still Room for Monotherapy in EGFR-Mutated Non–Small Cell Lung Cancer?」という興味深いタイトルの記事が出ていた(Borgeaud M et al. JAMA 2026)。次治療に移行できないリスクを踏まえて強度の高い併用療法を初回に使うべき、EGFR変異NSCLCの8割以上は併用療法が適したなんらかの高リスク因子を有している、といった主張だ。

実際、肺癌診療ガイドライン2024年版までEGFR変異進行NSCLCに対する治療として一番に推奨されていたosimertinib単剤が、2025年版からは“TKI+α”の併用療法(TKI+Amivantamab(MARIPOSA)、TKI+化学療法(FLAURA2))に塗り替えられている。

MARIPOSAレジメンもFLAURA2レジメンも、強敵osimertinibに対してOS延長効果が示された点で評価が高い。一方で、TKIの併用相手が前者は新規薬剤である二重特異性抗体、後者は従来の化学療法、という大きな違いがある。そこで今回は、EGFR変異NSCLCに対する初回治療の戦略を、3rd gen-TKIの併用相手の違いにフォーカスして考えてみたい。

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